
積む言葉
永遠の道しるべなりて
人の記憶に
残る足跡
詠み人知らず

色鮮やか
二羽のインコは
恋人よ
重ねる言葉は
永久に続く
詠み人知らず

放課後に
響く笑ひ声
刹那にて
寂しさ募る
夕空仰げば
詠み人知らず

学び舎を
離れ去る日に
振り返る
逢わぬ楠の影
ゆらぎて泣ける
詠み人知らず

灯火の
照らし出す影
古都の道
冬の夜静かに
心通わす
詠み人知らず

遠き日を
待ち侘びたる
心の糸
結びし時を
祈りて眺む
詠み人知らず

春の花
美しき姿
今はなし
枯れし桜に
風哀れ吹く
詠み人知らず

心染む
恋の彩り
君想い
雪の白さに
映りてうつろう
詠み人知らず

心待ち
彼の文待ち
わが心
雪の松のごと
白く澄みたる
詠み人知らず

バナナむく
太き指先
父の手に
野生の血潮
感じる夕餉
詠み人知らず

世の中の
進化の波に
息づくを
自動の力に
安らぎ求む
詠み人知らず

空は高く
赤く染まりぬ
山の端に
秋の夕暮れ
ひとり佇む
詠み人知らず

散り紅葉
秋の夕日に
輝きて
森の木立ちに
影を落としぬ
詠み人知らず

無窮なる
時の流れに
流されず
変わらぬ思ひを
大切にせん
詠み人知らず

波の音
明日の希望を
乗せてゆく
ハワイの砂浜
遥かな未来
詠み人知らず

嫁ぐ日の
美しき姿
光なり
あかり灯しつ
我が道照らし
詠み人知らず

思い寄せ
空に願いを
かけし夜
儚き雪の
粉雪舞う時
詠み人知らず

昔日は
三人のみの
広き場が
今では狭し
幸を感じて
詠み人知らず

黒髪の
昔を思い
白髪見つ
君は変わらず
美しきかな
詠み人知らず

春待たる
門前子らの
夢語り
去年の我を
思ひ出しつつ
詠み人知らず

酒盛るを
友と誓える
金の夜
逢うときめきに
心弾ませ
詠み人知らず

夕焼けの
路を急ぎて
家路つく
金曜の夜
心躍らす
詠み人知らず

蕾開き
春の訪れを
告げし日に
若き青春
色咲き匂う
詠み人知らず

冬の日の
昼の静けさ
心地よく
体重くして
夢に誘われ
詠み人知らず

雪解けて
梅の花咲く
この時に
香り漂う
春の息吹ぞ
詠み人知らず

冬の夜
雪の白さに
包まれて
静寂の中に
心安らぎ
詠み人知らず

草原に
響く雷鳴
轟きて
輝く瞳
ピカチュウの叫び
詠み人知らず

寒風に
耳を塞ぎて
目を閉じぬ
夢の中にて
眠らむる日々
詠み人知らず

行き交ふ道
夢に見し君と
立ち尽くす
手を繋ぐ人
我でなくとも
詠み人知らず

四季巡り
変わらぬ道に
思いあり
通いし日々も
今は懐かし
詠み人知らず

四季巡る
永久(とわ)の流れを
眺めつつ
一年の夢を
心に抱く
詠み人知らず

秋の夜
長き月影
照らす道
色なき風に
心は揺らぐ
詠み人知らず

最初見し
教室の窓辺
今となり
慣れし景色に
物寂し思ふ
詠み人知らず

窓際に
夏の陽射しの
強き日も
冬の光に
心温まる
詠み人知らず

雨しとど
教室の窓
眺めたり
音に耳傾け
思い巡らす
詠み人知らず

山の裾に
積もりし雪の
白き道
足跡残りて
朝の日差しに
詠み人知らず

春の声
鶯鳴きたる
山の辺に
花咲く桜
匂ひふく風
詠み人知らず

打ち上げし
花火の音に
胸震え
夏の終わりぬ
刹那の灯火
詠み人知らず

忘れじの
悲しき記憶を
胸に抱き
未来へ向かうは
希望の光
詠み人知らず

しろたえの
毛並みを揃え
寝転びぬ
共に過ごす日
和みて終えん
詠み人知らず

忘れじと
記憶の中に
刻みおく
契約の名は
時代を越えて
詠み人知らず

民族の分かたれしこと
恨みとなり
ヌイイの条約を
思い知る日々
詠み人知らず

もいもいと
響き渡れば
心和む
風に乗せて
届ける思ひを
詠み人知らず

もいもーいの
響きは甘し
古の言葉
巡り巡れば
時の彼方に
詠み人知らず

夢追ひし
眩しき日々の
過ぎゆけば
戻らぬ時を
想ひ嘆かむ
詠み人知らず

古き理を
悟りて得たり
試験にて
不安を超えゆく
努力の証
詠み人知らず

草の上
寝転ぶ猫と
我もまた
共に寄り添い
日々を数えん
詠み人知らず

友と共に
笑い語らう
その時も
当たり前なれど
愛しき日々よ
詠み人知らず

寒き日に
思ひ出の母
佇みて
光待ち望む
春の日差しを
詠み人知らず

冬空に
朱を添えたり
南天の
実は地蔵の
祈りを守る
詠み人知らず

風に舞う
花びらの如
夢一つ
形を求め
遠く消えゆく
詠み人知らず

旅路ゆき
振り返りみれば
あの頃の
思い出に咲く
はなむけの言葉
詠み人知らず

静まりし
降る雪の下
鳥音の
澄みゆく空に
心ぞ踊る
詠み人知らず

雪は綺麗
冬の夜空に
舞い降りて
白きしずけさに
心満たされ
詠み人知らず

冬の朝
輝く雪に
目を細め
寒さ忘れて
心和む時
詠み人知らず

君待てば
ありのままなる
姿見せ
共に歩みて
春陽に咲かん
詠み人知らず

風冷た
秋の香りに
切なさを
胸に抱きしめ
過ぎし日を知る
ぷ

夢の中
プリンの国にて
遊びけり
甘き香りの
波にのまれて
詠み人知らず

山間の
川のさざ波
犬泳ぎ
水面に映る
月を追いかけ
詠み人知らず

月影の
静かに照らす
草原に
君の幸せ
ただ願いおり
詠み人知らず

空仰ぎ
星の導きに
踊りゆく
独りの時こそ
自由を知るなり
詠み人知らず

湯気立ちて
香の漂うは
ミルク茶の
温もり込めて
心安らむ
詠み人知らず

帰りたし
家路を思えば
働けど
心に宿るは
家のぬくもり
詠み人知らず

帰りたし
家路を思えば
働けど
心に宿るは
家のぬくもり
詠み人知らず

もいもーい
夢中に呼べば
月影の
窓より入る
しじまの如く
詠み人知らず

眠らずば
いとおかしき夢
叶わぬと
夜風に語り
まどろむ時を
詠み人知らず

古き庭に
赤き実一つ
落ちにけり
その甘き香に
想い馳せつつ
詠み人知らず

冬の空
透きとおるほど
澄み渡り
枯れ葉の音は
名残惜しさよ
詠み人知らず

別れ道
傘は二つに
分かれたり
君の温もり
今は夢のみ
詠み人知らず

香しきは
土の香りに
包まれて
自然の恵みを
古えより知る
詠み人知らず

万色の
グミの魅力に
惹かれつつ
買うて来ませと
友の頼みに
詠み人知らず

靴先に
チャックの音の
心地良し
歩み進めて
道を拓かん
詠み人知らず

時を超え
巡りし命の
繋がりに
未来の安全
永遠に誓う
詠み人知らず

明治の世
訪る楽しさ
仲間とぞ
永き時旅し
共に笑わん
詠み人知らず

恋しさに
帯の文様
手に取りて
君を写したる
影恋しきや
詠み人知らず

秋風に
舞うバスケットの
音止まず
青春の日々
胸に刻まん
詠み人知らず

黄金の
カレーの香りよ
夢見ては
一日三度の
宴に興じ
詠み人知らず

夏の日に
妻の笑顔を
守るため
ヘチマを摘みて
清水采る
詠み人知らず

秋の日に
旅立ちの朝
新天地
期待と不安
胸に抱きつつ
詠み人知らず

秋晴れに
遠く聞こえる
鈴虫の
声に心洗い
夜長を楽しむ
詠み人知らず

秋の昼
まだ暑さ残り
汗ばむも
夕べの風に
涼しさぞ知れ
詠み人知らず

振り返り
思ひ出の中に
映る影
あの日の自分よ
今も待つやら
詠み人知らず

灰色の
無言の壁を
彩りて
ノウゼンカズラの
命息づく
パーマン3号

風渡る
天橋立の
絶景に
心奪われし
儚き夢よ
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秋ぞ来ぬ
夏は過ぎ去り
朝涼し
涼風そよぐ
残暑の昼に
詠み人知らず

残暑の
吹きくる風に
秋遠し
夏衣離れず
木々色づかず
詠み人知らず

月下美人
株分けしては
咲き競い
満つる月夜に
花の宴かな
詠み人知らず

見定めぬ
目に映るまま
信じては
心の強さに
真を見い出す
EoHazikami

夕焼けの
空染めしほど
赤き雲
やがて消えゆく
秋の訪れ
詠み人知らず

大仏の
輝く姿
眼に映し
教科書越えて
心に染みぬ
詠み人知らず

色鮮やか
移ろう世界に
心寄せ
眺むる者には
夢の如くぞ
詠み人知らず

黄昏に
秋の風立ち
浜辺には
落ち葉の舞い散る
季節の便り
詠み人知らず

しなやかに
風に逆らう
柳かな
曲がりし枝を
戻す力よ
詠み人知らず

夕暮れに
染まりし秋の
空の色
言の葉に寄せて
心染み入る
詠み人知らず

疾風に
追い越し続け
夢の中
県大会へ
勇者とぞ呼ばれ
あ

疲れ果て
日焼けの跡を
見下ろして
二度とは行かじ
友と誓えり
詠み人知らず

泡沫の
如く弾ける
思い出に
言の葉添えて
時を忘るる
詠み人知らず

異世界の
扉開きてぞ
導かる
色と音との
魔法の世界
詠み人知らず

過ぎし日を
思ひ出の風に
うつろひて
言の葉紡ぎ
君に告げんや
詠み人知らず

急ぎ足
夕立の道を
駆け抜けて
家路を目指す
傘も忘れて
詠み人知らず

紅葉散る
道に足跡つけつ
次の刻
まだ遠くして
立ち止まりぬ
詠み人知らず

香り立つ
屋台の煙と
人の波
笑顔の溢るる
祭りの夜道
詠み人知らず

春霞に
朧なる恋の
心かな
思ひ迷ひて
風にまどろむ
詠み人知らず

散る花に
恋の行方を
尋ぬれば
鶯の声に
答えありぬる
詠み人知らず

異邦の地に
風吹き渡りし
思い出を
思い馳せては
幼き契り
詠み人知らず

賑わいの
文化の祭りや
青き春
友と語らう
華やぎの庭
詠み人知らず

君の声
恋しき響きに
ふるえつつ
心の主は
あの人まこと
詠み人知らず

花火の音
虚しき空に
響きたり
霧の彼方に
消えゆく夢よ
詠み人知らず

誤りて
言の葉尽きぬ
我なれど
確かなあなたに
期待を寄せむ
詠み人知らず

色とりどり
旗の舞い散る
文化祭
思い出の島に
刻みつけざる
詠み人知らず

心燃え
屋敷の火とて
同じくし
禁忌の愛に
身を焦がしつつ
詠み人知らず

夢のごと
出逢いしときの
袿の香
忘れえぬまま
心疼きぬ
詠み人知らず

花のごと
匂うあなたを
恋ふるとは
罪の縁にて
涙かれぬや
詠み人知らず

宮を抜け
妖し夜道に
立ち寄れば
切なく呼ぶは
妹の心
詠み人知らず

月光の
影より浮かぶ
花弁に
わが恋ひ思ふ
夜闇に立ちて
詠み人知らず

薄紅の
花散りぬるも
月光の
薄白き影
夜の帳に
詠み人知らず

わが道を
幾度も曲げず
生きるなり
ありのままゆえ
迷い無き道
詠み人知らず

遥かなる
昔の夢に
想い馳せ
大人の心に
秘めし輝き
詠み人知らず

四次元の
ポケット奥に
広がれる
夢多き道具
幾千代も
詠み人知らず

愛ゆえに
赦されぬこと
あるならば
白き月影
闇夜に映えん
詠み人知らず

死の間際
武士の名誉を
胸に抱き
皮肉に笑む
わが定めかな
詠み人知らず

やるせなき
この胸の奥
深くして
憎むことすら
かなわぬ我は
詠み人知らず

赦し乞う
身を引く道は
涙雨
縁遠ざかる
旅路を忍ぶ
詠み人知らず

残されし
汚れの痕を
悔やみつつ
命の尽きて
涙溢るる
詠み人知らず

名残惜し
部屋の傷跡
瞼閉じ
楽しき日々が
心に蘇る
詠み人知らず

夢の中
序章にとどまり
光消え
続きを願うは
我の宿命か
詠み人知らず

響かせる
音の調べに
心ひとつ
共に夢見し
合唱の証
詠み人知らず

秋雨や
木々の葉に添い
滴るは
哀愁の色
涙の如し
詠み人知らず

静かなる
秋の朝日に
照らされて
学ぶ心も
澄み渡りけり
宮澤一颯

うんこの香
風に乗りては
屋根越ゆる
村の子ら笑む
古き思ひ出
宮澤一颯

夕暮れに
秋風吹きて
里の声
柿の実実る
山路を歩む
宮澤一颯

秋の夜
月の光よると
鈴虫の
音色に満ちて
我は眠りぬ
宮澤一颯

学び人
名作手にし
英語解く
東大の道
語る智慧かな
詠み人知らず

秋風に
ふれて思ひ出す
君の影
天つ空にて
元気であらんや
詠み人知らず

台風の
夜に灯るは
我が作り
手製のランタン
光り柔らか
詠み人知らず

すれ違う友
詠み人知らず

秋風に
吹かれて立てば
物思ひ
悲しき記憶
胸にしみゆく
詠み人知らず

朝焼けに
沖の波間と
起きる日々
夢の続きを
探し求むる
詠み人知らず

熱闘の
甲子園にて
応援し
心ひとつに
夢の架け橋
詠み人知らず

ひさかたの
雨の庭より
滴りぬ
雫の音に
心癒さる
詠み人知らず

歌い継ぎ
笑顔溢るる
部屋の中
年若き時
思い出となる
詠み人知らず

枯れ葉ふる
山道歩めば
松ぼっくり
拾いし手には
秋の香り
詠み人知らず

風荒れし
夜の名残りも
消え去りて
清き空の下
日の光満ち
詠み人知らず

別々の
学校通いし
弟とは
新たな友と
笑み交わす日々
詠み人知らず

一等の
景品望みて
手を伸ばす
期待と不安
胸に抱えん
詠み人知らず

低空に
オスプレイ飛び
風切り音
古の空
乱れ揺るごと
詠み人知らず

仕事終え
アントステラの
クッキーと
珈琲の香に
心癒され
詠み人知らず

夕立の
音に涼みて
夏の夜
月影映る
水面のごとし
詠み人知らず

競い合う
友との試合に
風が舞い
一瞬の隙を
つかむ喜び
詠み人知らず

夏休みや
宿題積もりて
終わらぬに
死をも覚悟す
最終の刻
詠み人知らず

知らざりし
景色の美瑛に
足を踏み
雄大なる自然
心に染みぬ
詠み人知らず

朝も早う
家々回りて
助けする
男ヘルパー
人の世支え
詠み人知らず

助けたる
男の姿は
誠実に
老いの行く末
守りし心
詠み人知らず

会議中
レモンを齧り
真剣に
語り続ける
上司の様子
詠み人知らず

月夜見て
ひとりかじりし
おせんべい
静けさの中
心落ち着く
詠み人知らず

風薫る
野辺の花々
見つつ行く
家のぬくもり
胸に抱かれて
詠み人知らず

空虚なり
求むる楽しみ
見つけずに
時のみ過ぎて
何もなさぬ日
詠み人知らず

課題やぶ
疲れし心
助けたまえ
明日を待たず
眠る宵まで
詠み人知らず

春の花
咲くも儚し
君の視は
別の影追い
我は見えずや
雅

後輩君
ちゃんとメモとよ
先輩の
言の葉刻み
未来に繋げ
雅

職場には
報連相の
響きなく
厳しき道を
独り歩まん
詠み人知らず

お盆なる
休まぬ日々は
影となり
休みの人を
ただ羨みぬ
詠み人知らず

友情の
絆を信じ
迷い行く
異常者の名
想い巡らす
ゆき

やる気なく
進まねばならぬ
この世には
息苦しさを
背にて歩みぬ
ゆき

波の音
眠る浜辺に
寄せてくる
遠き思いを
夢に見つつも
詠み人知らず

せみの声
まどのそとより
響きけり
うちにあらむと
思ふ日々かな
詠み人知らず

夜桜の
闇に浮かぶは
幽玄の
光に映る
恋心かな
詠み人知らず

氷音に
耳澄ませつつ
アイスコーヒー
涼やかなる時
ひとときを過ごす
詠み人知らず

朝露に
ぬれしトマトの
清しき香
口に含めば
夏の恵み
詠み人知らず

海の声
聞こゆる湯の
温もりと
大船渡の夜
安らぎの時
詠み人知らず

暑さ増し
夢か現か
幻か
夕立の雨に
清涼を得る
とぴ

心深く
刻まれし愛は
千代に続き
絶えぬ縁を
繋ぐ約束
詠み人知らず

夏の日差し
授業の途中で
外を見て
飽きる心に
夢を馳せたり
詠み人知らず

春の夢
彼女と思ひし
花の香は
涙に濡れて
散りては消ゆる
詠み人知らず

喜びの
涙に咲かせ
採用の
知らせ届きて
胸熱くして
詠み人知らず

雨音に
寄せる思いの
涙かな
過ぎし日の恋
浄化のごとく
詠み人知らず

桜散り
季節の移ろい
心まで
春の風にて
試験を待たん
詠み人知らず

幼き日
父の匂ひと
認めしは
煙草の煙
やがて消ゆるも
詠み人知らず

窓辺より
陽射し差し込む
図書館で
古の語り
手に取る至福
詠み人知らず

幾度もなぞりし文字の
意味は薄れ
進まず苦し
夜の静寂
詠み人知らず

梅雨明けの
光に輝く
紫陽花や
涙のごとく
雫こぼれぬ
詠み人知らず

青き春
課題に挑み
ただひたす
勉学の道
真摯に進まむ
詠み人知らず

蝉の声
響く夕暮れ
夏の風
涼やかなれど
暑さ残りぬ
詠み人知らず

眠たる夜
月の光に
照らされて
微睡みゆく
我が心かな
詠み人知らず

学び舎に
集まりし友
RUNTEQの
知恵を競ひて
日々を過ごせり
詠み人知らず

ひらめきの
光に照らさる
瞬間に
労苦忘れて
喜び溢る
詠み人知らず

風切りて
車走り行く
道の上
煌めく光
我を誘い
詠み人知らず

祭りの夜
かき氷の店
明かり灯す
夏の思い出
口に広がる
詠み人知らず

静けさに
音もなく降る
夏の雨
涼やかにして
心和む
詠み人知らず

七夕の夢
詠み人知らず

竹の葉に
包まれぬるは
鮨の味
古の香り
風に揺れけり
詠み人知らず

昼下がり
疲れし心
冷やしつつ
アイスの一口
至福に満ちぬ
詠み人知らず

夏は夜
闇に舞う風の
涼しさや
蛍の光
夢幻の如し
詠み人知らず

夕暮れの
浜辺に集い
焼く焔
仲間と共に
夏の夜更けを
詠み人知らず

遠目には
輝く波の
白き飛沫
眩しき光
夏の海辺で
詠み人知らず

指し手にて
宿る思いの
深き知恵
勝負の行方
誰も知らざる
詠み人知らず

のど渇き
水の音のみ
聞く夕べ
風の涼しさ
いずこにありぬ
詠み人知らず

炎燃ゆ
熱き心の
叫びなり
世界変えんと
今ここに立つ
詠み人知らず

そよ風に
乗りて流れし
ハッカ油
道玄坂を
清らかにせむ
詠み人知らず

暑き日に
風鈴の音色
涼やかに
体調気遣い
涼風を待つ
詠み人知らず

ムシムシと
暑さに耐えて
汗を拭い
夕立の跡に
涼しさ求む
詠み人知らず

夜の帳
眠気に包まれ
我が心
遠き夢路へ
舞い降るごとし
詠み人知らず

夏の陽に
涼しき甘味
舌に溶け
冷たき喜び
心に沁みる
詠み人知らず

蝉の声
耳に響きて
夏来たる
熱き陽を避け
涼風を待つ
きたじー

酒の香に
風流を知る
人の世の
繋がる縁は
永き想ひ出
詠み人知らず

青き空
回る寿司屋に
人集いて
口に運ぶは
至福の時
詠み人知らず

選び難し
北と南の
美景なり
それぞれの地に
想い巡らす
詠み人知らず

君の返事に
胸ときめかん
詠み人知らず

寒き世に
暖かき手を
差し伸べて
人権守らん
心一つに
詠み人知らず

星の下
ふたつの魂
寄り添いて
夢追いし道を
共に歩まん
詠み人知らず

冬来たり
スターバックスにて
語り合う
温き心と
珈琲の香り
詠み人知らず

外の暑さ
身に感じつつ
内に入れ
冷ややかなる
冷気に身震え
詠み人知らず

遥かなる
旅の途上で
出会いしは
地の恵みなり
味わい深し
詠み人知らず

五七五の
音に心を
込めぬれば
短歌の長き
言の葉忘る
なかじ

道行けば
麺屋の暖簾
ゆらめきて
腹鳴る音に
止まれぬ思ひ
ひさじゅ

昔より
嫌いなものは
ネギなれば
変わらぬ心
今日も避けつ
詠み人知らず

波立ちぬ
糸垂らし待つ
釣り人の
心穏やか
秋の夕暮れ
詠み人知らず

年輪を
重ねし姿の
キタジーよ
昔語りの
声響くなり
詠み人知らず

別班に
想いを馳せる
我が心
夜の静寂に
夢路たどりて
詠み人知らず

学びなば
曖昧なれど
明かり差し
成長する我
進む道かな
ずんだ

あたたたた
寒き風にも
心燃ゆ
繋ぎし手のひら
熱を分かちて
ぐっち

湖面にも
映る富士山
鏡の如
風も止まりて
静寂の時
詠み人知らず

光射す
鳴沢氷穴
美しき
透明の氷
永遠の如
詠み人知らず

書き綴る
言葉の海に
リードミー
詠み人知らず

新潟の
夕凪の海
波静か
心を休める
刹那の時よ
詠み人知らず

蝉の声
熱き風と共に
響きしむ
汗ばむ肌に
夏の匂ひぞ
詠み人知らず

古の
鳥のさえずり
りんご摘み
歌いし心
今もなお在り
詠み人知らず

長月の
湯冷めを知らぬ
男あり
石鹸置きにて
住まいを為す
詠み人知らず

笑み満ちて
校長の頭
見上げれば
スパゲッティぞと思い
笑い誘わん
nao

機器から
雲まで理解せし
技術者に
我はなりたく
心燃やして
詠み人知らず

画面にて
動く瞬間
歓喜あり
続けし学び
心に灯す
詠み人知らず

日常に
ITの威力
感ずれば
社会に影響
大いにあり
詠み人知らず

絶望の
闇夜に差し込む
光あり
ITの術に
救われし日よ
詠み人知らず

妻の言葉
優しく響き
許可もらい
新たな道へ
決心固し
ゆず

抱かせろと
思う心を
泣き叫び
恋しき君を
抱きしめんとす
じぐるん

竜の息
燃ゆる炎に
立ち向かう
勇者の姿
おとぎの如し
じぐるん

夜空には
無数の星が
流れ行く
願いを込めて
眺めし時よ
じぐるん

庭の隅
ひそかに遊ぶ
黒ネコの
影にまぎれて
夢路をたどる
Cat

庭先に
猫の足音
そっと寄り
暖かさ求む
冬の宵時
Cat

帰りたい
日の光浴び
山の緑
心に刻む
ふるさとの景
詠み人知らず

古寺巡り
祈りと感謝の
心にて
過去と今繋げ
日本を偲ぶ
詠み人知らず

黄昏の
霞む香りに
カレー煮る
家路急ぎて
暖かき日の
詠み人知らず

夕暮れに
半額札の
目に映り
手に取る我を
ふと寂しむ
詠み人知らず

犬の目に
映る我が身は
どこか似て
互いに寄り添ふ
縁の深さよ
詠み人知らず

ピッケルを
振るう手止まらず
書を開かず
悪夢と変わり
勉強遠く
詠み人知らず

電脳の
原野を駆けし
勇者ぞや
未知の彼方に
夢を託して
詠み人知らず

時の流れ
己が歩にて
感じつつ
自らの道を
歩む楽しさ
ずんだ

陽の光
暖き午後に
猫眠る
夢見心地で
食後のまどろみ
詠み人知らず

無理ゲーと
嘆く声には
答えなし
労苦の果てに
休む間もなし
詠み人知らず

久方の
音信も絶えし
友の名を
心に抱きて
手紙を綴る
詠み人知らず

涼風に
南の窓を
開け放ち
夕凪の中
夢見る我れ
詠み人知らず

夢幻の
道に迷えど
麺一筋
汁に浮かぶは
心の灯火
詠み人知らず

ミスドの香り
風に漂い
詠み人知らず

海の恵み
口に運びて
心地よし
新鮮なりし
魚の命
詠み人知らず

試験の山
難路を越ゆる
感触に
嬉しき心
励みとなりぬ
詠み人知らず

風薫る
春の朝にも
書を開き
学びの道は
遠く続きぬ
詠み人知らず

梅雨晴れの
ひととき迎え
唐揚げの
熱き香りに
心躍らむ
詠み人知らず

言の葉の
三十一音に
載せむとて
幾度も挑む
我が歌心
きたじー

師の言葉
kuma

畏敬の念を
詠み人知らず

湯気立ちぬ
香る一碗
手を伸ばし
美味くと願い
熱き時待つ
詠み人知らず

あめふりて
想いに沈む
心かな
つれなき雫
頬を伝わる
詠み人知らず

苦しみて
歯を抜く覚悟
涙して
痛みの先に
透ける安らぎ
おかかちー

巧みにも
描かれし夢の
色彩に
我が手の拙さ
嘆かずにはおらず
詠み人知らず

秋風に
誘われ歩む
小道には
新たな力
舞い戻りけり
詠み人知らず

怠りて
今日は一日
無為に過ぎ
それもまたよし
古の風
詠み人知らず

過ぎゆくは
時の流れに
身を任せ
ダメだと思ふも
また日は昇る
詠み人知らず

頑張りぬ
血と汗注いで
作りたる
夢は砕けて
無情の風よ
詠み人知らず

草原に
ひとり横たう
五月晴れ
眠気に襲わる
幸せの時
詠み人知らず

鋼の身に
人の思いを
宿せども
我らが心
忘れぬように
MaTTa

人の目を
避けて生きる
猫ですが
自由と孤独
共に抱えて
ガク

見つめれば
乾きに耐えて
咲く花よ
砂漠のささやき
サボテンの詩
やまちゃん(ヒデボー)

春泥棒
花の咲く庭に
忍び来て
笑みも浮かばぬ
花影を奪う
ボド

松風に
通りぬ響き
腹の音
風情も独り
うら寂しかり
詠み人知らず

軒先に
鈴の音響く
雨の夜
ささやきかける
君の面影
詠み人知らず

湿りし空
じめじめと降る
霧雨に
こころしおれて
我は独り
詠み人知らず

不安なる
心の奥に
雲立ちて
面接の日々
風に揺られて
yuto

筆止まる
わが心のうち
苦しきに
書き進めずと
しばし休むや
ttt

恍惚の
値を知る身は
汗ととも
心も清む
サウナの安らぎ
ttt

黄色なる
皮をむきつつ
口に入る
甘き果実ぞ
心和らぐ
詠み人知らず

夕陽落ち
同級生の声
ラジオより
忘るることなき
青春の日
詠み人知らず

小笹の葉
詠み人知らず

古(いにしえ)の
道を力むも
試練あり
志高く
進む者かな
すみ

厳しき火
火炎放射で
焼き尽くし
古の時代
映し出さんや
詠み人知らず

古木の下に
松ぼっくりの
影落ちぬ
冬の訪れ
風冷たき日
詠み人知らず

春の野に
燃ゆる命も
咲き誇り
新たな季節
彩りを増す
aaa

命吹く
プログラムにも
魂を
込めて織り成す
技術の妙よ
詠み人知らず

高嶺より
見下ろす雲の
形変え
風に揺られて
心和むや
aaa

朝はパン
ほの甘き香の
漂ひて
夢の名残を
忘れさせるや
aaa

布団より
離れ難きは
寝起きの身
夢の中にて
逃れたくおり
詠み人知らず

寝覚めには
薫る一杯
至福なり
古き良き日の
味を思いぬ
aaa

白銀の
冷えた雪原に
彷徨いて
孤独の影が
寒さを抱く
詠み人知らず

平安の世
花の散る庭に
足跡を
置かむ心を
微睡みに託す
aaa

東京タワー
夜空にそびえ
輝きを放つ
大都会の中
心癒やされ
aaa

神社仏閣
歴史に触れる
古都めぐり
祈り捧げる
心落ち着く
aaa

稲穂刈る
手に甘露滴る
我が袖を
千切れば涙
秋の訪れ
aaa

浜辺に
咲く白い花が
波の音
隠れたる美を
心に響く
aaa

薄明かり
射す窓辺に
パンの香り
柔らぎて目覚め
朝の光射す
aaa

薄明かり
射す窓辺に
パンの香り
柔らぎて目覚め
朝の光射す
aaa

風情ある
灯りが照らす
古き町
話す壁が
耳をくすぐる
aaa

流れ星
閃めきを見て
ひとつ願う
儚き夢より
永遠を願う
aaa

風にそよぐ
稲の葉たちを
なでる手に
感じるは幸せ
田植えの楽しみ
aaa

夜空に
浮かぶ白き月
宵の光
心に灯りて
空を照らす
aaa

やさしき味
朝のひとときを
潤す優しさ
美味しいコーヒー
身に沁みつつ
トミー

水田には
稲穂波立ちて
日差しぞ
耳をくすぐる
五月晴れの空
aaa

桜舞い散る
心に響くは
桜の花
永遠の調べ
忘れがたし
aaa

薄皮包み
揚げ香る餃子
心焦がす
舌鼓する日を
密かに待ちわび
詠み人知らず

虫かごに
虫をやさしく
入れる姿
昆虫との出会い
大切にする
詠み人知らず

稲穂の
色に涙して
秋の夕
静かなる心を
満たす哉
詠み人知らず

ラケットに乗せ
打ち交わすは
速さと
弾ませるはしな
舞い踊る羽音
詠み人知らず

潮騒の音
海原を響かせ
懐かしき
青き波の中
心休めつつ
詠み人知らず

清らかな
夜空を照らす
月光は
愛しき人を
思い浮かべ
詠み人知らず

事件捜査
進むストーリー
魅了され
心躍り舞う
時を忘れし
詠み人知らず

寒風吹く
夜寂しい夜に
思い馳せ
遠く彼方に
想い寄せる
詠み人知らず

黄金色の
果実を手にして
口含めば
甘酸っぱさに
心躍るなり
aaa

4.
米の粒に
込められし命
穢れざわめ
腹に満ちても
心は満たず
詠み人知らず