残暑の

吹きくる風に

秋遠し

夏衣離れず

木々色づかず

詠み人知らず

月下美人

株分けしては

咲き競い

満つる月夜に

花の宴かな

詠み人知らず

見定めぬ

目に映るまま

信じては

心の強さに

真を見い出す

EoHazikami

夕焼けの

空染めしほど

赤き雲

やがて消えゆく

秋の訪れ

詠み人知らず

大仏の

輝く姿

眼に映し

教科書越えて

心に染みぬ

詠み人知らず

色鮮やか

移ろう世界に

心寄せ

眺むる者には

夢の如くぞ

詠み人知らず

黄昏に

秋の風立ち

浜辺には

落ち葉の舞い散る

季節の便り

詠み人知らず

しなやかに

風に逆らう

柳かな

曲がりし枝を

戻す力よ

詠み人知らず

夕暮れに

染まりし秋の

空の色

言の葉に寄せて

心染み入る

詠み人知らず

疾風に

追い越し続け

夢の中

県大会へ

勇者とぞ呼ばれ

疲れ果て

日焼けの跡を

見下ろして

二度とは行かじ

友と誓えり

詠み人知らず

泡沫の

如く弾ける

思い出に

言の葉添えて

時を忘るる

詠み人知らず

異世界の

扉開きてぞ

導かる

色と音との

魔法の世界

詠み人知らず

過ぎし日を

思ひ出の風に

うつろひて

言の葉紡ぎ

君に告げんや

詠み人知らず

急ぎ足

夕立の道を

駆け抜けて

家路を目指す

傘も忘れて

詠み人知らず

紅葉散る

道に足跡つけつ

次の刻

まだ遠くして

立ち止まりぬ

詠み人知らず

香り立つ

屋台の煙と

人の波

笑顔の溢るる

祭りの夜道

詠み人知らず

春霞に

朧なる恋の

心かな

思ひ迷ひて

風にまどろむ

詠み人知らず

散る花に

恋の行方を

尋ぬれば

鶯の声に

答えありぬる

詠み人知らず

異邦の地に

風吹き渡りし

思い出を

思い馳せては

幼き契り

詠み人知らず

賑わいの

文化の祭りや

青き春

友と語らう

華やぎの庭

詠み人知らず

君の声

恋しき響きに

ふるえつつ

心の主は

あの人まこと

詠み人知らず

花火の音

虚しき空に

響きたり

霧の彼方に

消えゆく夢よ

詠み人知らず

誤りて

言の葉尽きぬ

我なれど

確かなあなたに

期待を寄せむ

詠み人知らず

色とりどり

旗の舞い散る

文化祭

思い出の島に

刻みつけざる

詠み人知らず

心燃え

屋敷の火とて

同じくし

禁忌の愛に

身を焦がしつつ

詠み人知らず

夢のごと

出逢いしときの

袿の香

忘れえぬまま

心疼きぬ

詠み人知らず

花のごと

匂うあなたを

恋ふるとは

罪の縁にて

涙かれぬや

詠み人知らず

宮を抜け

妖し夜道に

立ち寄れば

切なく呼ぶは

妹の心

詠み人知らず

月光の

影より浮かぶ

花弁に

わが恋ひ思ふ

夜闇に立ちて

詠み人知らず

薄紅の

花散りぬるも

月光の

薄白き影

夜の帳に

詠み人知らず

わが道を

幾度も曲げず

生きるなり

ありのままゆえ

迷い無き道

詠み人知らず

遥かなる

昔の夢に

想い馳せ

大人の心に

秘めし輝き

詠み人知らず

四次元の

ポケット奥に

広がれる

夢多き道具

幾千代も

詠み人知らず

愛ゆえに

赦されぬこと

あるならば

白き月影

闇夜に映えん

詠み人知らず

死の間際

武士の名誉を

胸に抱き

皮肉に笑む

わが定めかな

詠み人知らず

やるせなき

この胸の奥

深くして

憎むことすら

かなわぬ我は

詠み人知らず

赦し乞う

身を引く道は

涙雨

縁遠ざかる

旅路を忍ぶ

詠み人知らず

残されし

汚れの痕を

悔やみつつ

命の尽きて

涙溢るる

詠み人知らず

名残惜し

部屋の傷跡

瞼閉じ

楽しき日々が

心に蘇る

詠み人知らず

夢の中

序章にとどまり

光消え

続きを願うは

我の宿命か

詠み人知らず

響かせる

音の調べに

心ひとつ

共に夢見し

合唱の証

詠み人知らず

秋雨や

木々の葉に添い

滴るは

哀愁の色

涙の如し

詠み人知らず

静かなる

秋の朝日に

照らされて

学ぶ心も

澄み渡りけり

宮澤一颯

うんこの香

風に乗りては

屋根越ゆる

村の子ら笑む

古き思ひ出

宮澤一颯

夕暮れに

秋風吹きて

里の声

柿の実実る

山路を歩む

宮澤一颯

秋の夜

月の光よると

鈴虫の

音色に満ちて

我は眠りぬ

宮澤一颯

学び人

名作手にし

英語解く

東大の道

語る智慧かな

詠み人知らず

秋風に

ふれて思ひ出す

君の影

天つ空にて

元気であらんや

詠み人知らず

台風の

夜に灯るは

我が作り

手製のランタン

光り柔らか

詠み人知らず

すれ違う友

詠み人知らず

秋風に

吹かれて立てば

物思ひ

悲しき記憶

胸にしみゆく

詠み人知らず

朝焼けに

沖の波間と

起きる日々

夢の続きを

探し求むる

詠み人知らず

熱闘の

甲子園にて

応援し

心ひとつに

夢の架け橋

詠み人知らず

ひさかたの

雨の庭より

滴りぬ

雫の音に

心癒さる

詠み人知らず

歌い継ぎ

笑顔溢るる

部屋の中

年若き時

思い出となる

詠み人知らず

枯れ葉ふる

山道歩めば

松ぼっくり

拾いし手には

秋の香り

詠み人知らず

風荒れし

夜の名残りも

消え去りて

清き空の下

日の光満ち

詠み人知らず

別々の

学校通いし

弟とは

新たな友と

笑み交わす日々

詠み人知らず

一等の

景品望みて

手を伸ばす

期待と不安

胸に抱えん

詠み人知らず

低空に

オスプレイ飛び

風切り音

古の空

乱れ揺るごと

詠み人知らず

仕事終え

アントステラの

クッキーと

珈琲の香に

心癒され

詠み人知らず

夕立の

音に涼みて

夏の夜

月影映る

水面のごとし

詠み人知らず

競い合う

友との試合に

風が舞い

一瞬の隙を

つかむ喜び

詠み人知らず

夏休みや

宿題積もりて

終わらぬに

死をも覚悟す

最終の刻

詠み人知らず

知らざりし

景色の美瑛に

足を踏み

雄大なる自然

心に染みぬ

詠み人知らず

朝も早う

家々回りて

助けする

男ヘルパー

人の世支え

詠み人知らず

助けたる

男の姿は

誠実に

老いの行く末

守りし心

詠み人知らず

会議中

レモンを齧り

真剣に

語り続ける

上司の様子

詠み人知らず

月夜見て

ひとりかじりし

おせんべい

静けさの中

心落ち着く

詠み人知らず

風薫る

野辺の花々

見つつ行く

家のぬくもり

胸に抱かれて

詠み人知らず

空虚なり

求むる楽しみ

見つけずに

時のみ過ぎて

何もなさぬ日

詠み人知らず

課題やぶ

疲れし心

助けたまえ

明日を待たず

眠る宵まで

詠み人知らず

春の花

咲くも儚し

君の視は

別の影追い

我は見えずや

後輩君

ちゃんとメモとよ

先輩の

言の葉刻み

未来に繋げ

職場には

報連相の

響きなく

厳しき道を

独り歩まん

詠み人知らず

お盆なる

休まぬ日々は

影となり

休みの人を

ただ羨みぬ

詠み人知らず

友情の

絆を信じ

迷い行く

異常者の名

想い巡らす

ゆき

やる気なく

進まねばならぬ

この世には

息苦しさを

背にて歩みぬ

ゆき

波の音

眠る浜辺に

寄せてくる

遠き思いを

夢に見つつも

詠み人知らず

せみの声

まどのそとより

響きけり

うちにあらむと

思ふ日々かな

詠み人知らず

夜桜の

闇に浮かぶは

幽玄の

光に映る

恋心かな

詠み人知らず

氷音に

耳澄ませつつ

アイスコーヒー

涼やかなる時

ひとときを過ごす

詠み人知らず

朝露に

ぬれしトマトの

清しき香

口に含めば

夏の恵み

詠み人知らず

海の声

聞こゆる湯の

温もりと

大船渡の夜

安らぎの時

詠み人知らず

暑さ増し

夢か現か

幻か

夕立の雨に

清涼を得る

とぴ

心深く

刻まれし愛は

千代に続き

絶えぬ縁を

繋ぐ約束

詠み人知らず

夏の日差し

授業の途中で

外を見て

飽きる心に

夢を馳せたり

詠み人知らず

春の夢

彼女と思ひし

花の香は

涙に濡れて

散りては消ゆる

詠み人知らず

喜びの

涙に咲かせ

採用の

知らせ届きて

胸熱くして

詠み人知らず

雨音に

寄せる思いの

涙かな

過ぎし日の恋

浄化のごとく

詠み人知らず

桜散り

季節の移ろい

心まで

春の風にて

試験を待たん

詠み人知らず

幼き日

父の匂ひと

認めしは

煙草の煙

やがて消ゆるも

詠み人知らず

窓辺より

陽射し差し込む

図書館で

古の語り

手に取る至福

詠み人知らず

幾度もなぞりし文字の

意味は薄れ

進まず苦し

夜の静寂

詠み人知らず

梅雨明けの

光に輝く

紫陽花や

涙のごとく

雫こぼれぬ

詠み人知らず

青き春

課題に挑み

ただひたす

勉学の道

真摯に進まむ

詠み人知らず

蝉の声

響く夕暮れ

夏の風

涼やかなれど

暑さ残りぬ

詠み人知らず

眠たる夜

月の光に

照らされて

微睡みゆく

我が心かな

詠み人知らず

学び舎に

集まりし友

RUNTEQの

知恵を競ひて

日々を過ごせり

詠み人知らず

ひらめきの

光に照らさる

瞬間に

労苦忘れて

喜び溢る

詠み人知らず

風切りて

車走り行く

道の上

煌めく光

我を誘い

詠み人知らず

祭りの夜

かき氷の店

明かり灯す

夏の思い出

口に広がる

詠み人知らず

静けさに

音もなく降る

夏の雨

涼やかにして

心和む

詠み人知らず

七夕の夢

詠み人知らず

竹の葉に

包まれぬるは

鮨の味

古の香り

風に揺れけり

詠み人知らず

昼下がり

疲れし心

冷やしつつ

アイスの一口

至福に満ちぬ

詠み人知らず

夏は夜

闇に舞う風の

涼しさや

蛍の光

夢幻の如し

詠み人知らず

夕暮れの

浜辺に集い

焼く焔

仲間と共に

夏の夜更けを

詠み人知らず

遠目には

輝く波の

白き飛沫

眩しき光

夏の海辺で

詠み人知らず

指し手にて

宿る思いの

深き知恵

勝負の行方

誰も知らざる

詠み人知らず

のど渇き

水の音のみ

聞く夕べ

風の涼しさ

いずこにありぬ

詠み人知らず

炎燃ゆ

熱き心の

叫びなり

世界変えんと

今ここに立つ

詠み人知らず

そよ風に

乗りて流れし

ハッカ油

道玄坂を

清らかにせむ

詠み人知らず

暑き日に

風鈴の音色

涼やかに

体調気遣い

涼風を待つ

詠み人知らず

ムシムシと

暑さに耐えて

汗を拭い

夕立の跡に

涼しさ求む

詠み人知らず

夜の帳

眠気に包まれ

我が心

遠き夢路へ

舞い降るごとし

詠み人知らず

夏の陽に

涼しき甘味

舌に溶け

冷たき喜び

心に沁みる

詠み人知らず

蝉の声

耳に響きて

夏来たる

熱き陽を避け

涼風を待つ

きたじー

酒の香に

風流を知る

人の世の

繋がる縁は

永き想ひ出

詠み人知らず

青き空

回る寿司屋に

人集いて

口に運ぶは

至福の時

詠み人知らず

選び難し

北と南の

美景なり

それぞれの地に

想い巡らす

詠み人知らず

君の返事に

胸ときめかん

詠み人知らず

寒き世に

暖かき手を

差し伸べて

人権守らん

心一つに

詠み人知らず

星の下

ふたつの魂

寄り添いて

夢追いし道を

共に歩まん

詠み人知らず

冬来たり

スターバックスにて

語り合う

温き心と

珈琲の香り

詠み人知らず

外の暑さ

身に感じつつ

内に入れ

冷ややかなる

冷気に身震え

詠み人知らず

遥かなる

旅の途上で

出会いしは

地の恵みなり

味わい深し

詠み人知らず

五七五の

音に心を

込めぬれば

短歌の長き

言の葉忘る

なかじ

道行けば

麺屋の暖簾

ゆらめきて

腹鳴る音に

止まれぬ思ひ

ひさじゅ

昔より

嫌いなものは

ネギなれば

変わらぬ心

今日も避けつ

詠み人知らず

波立ちぬ

糸垂らし待つ

釣り人の

心穏やか

秋の夕暮れ

詠み人知らず

年輪を

重ねし姿の

キタジーよ

昔語りの

声響くなり

詠み人知らず

別班に

想いを馳せる

我が心

夜の静寂に

夢路たどりて

詠み人知らず

学びなば

曖昧なれど

明かり差し

成長する我

進む道かな

ずんだ

あたたたた

寒き風にも

心燃ゆ

繋ぎし手のひら

熱を分かちて

ぐっち

湖面にも

映る富士山

鏡の如

風も止まりて

静寂の時

詠み人知らず

光射す

鳴沢氷穴

美しき

透明の氷

永遠の如

詠み人知らず

書き綴る

言葉の海に

リードミー

詠み人知らず

新潟の

夕凪の海

波静か

心を休める

刹那の時よ

詠み人知らず

蝉の声

熱き風と共に

響きしむ

汗ばむ肌に

夏の匂ひぞ

詠み人知らず

古の

鳥のさえずり

りんご摘み

歌いし心

今もなお在り

詠み人知らず

長月の

湯冷めを知らぬ

男あり

石鹸置きにて

住まいを為す

詠み人知らず

笑み満ちて

校長の頭

見上げれば

スパゲッティぞと思い

笑い誘わん

nao

機器から

雲まで理解せし

技術者に

我はなりたく

心燃やして

詠み人知らず

画面にて

動く瞬間

歓喜あり

続けし学び

心に灯す

詠み人知らず

日常に

ITの威力

感ずれば

社会に影響

大いにあり

詠み人知らず

絶望の

闇夜に差し込む

光あり

ITの術に

救われし日よ

詠み人知らず

妻の言葉

優しく響き

許可もらい

新たな道へ

決心固し

ゆず

抱かせろと

思う心を

泣き叫び

恋しき君を

抱きしめんとす

じぐるん

竜の息

燃ゆる炎に

立ち向かう

勇者の姿

おとぎの如し

じぐるん

夜空には

無数の星が

流れ行く

願いを込めて

眺めし時よ

じぐるん

庭の隅

ひそかに遊ぶ

黒ネコの

影にまぎれて

夢路をたどる

Cat

庭先に

猫の足音

そっと寄り

暖かさ求む

冬の宵時

Cat

帰りたい

日の光浴び

山の緑

心に刻む

ふるさとの景

詠み人知らず

古寺巡り

祈りと感謝の

心にて

過去と今繋げ

日本を偲ぶ

詠み人知らず

黄昏の

霞む香りに

カレー煮る

家路急ぎて

暖かき日の

詠み人知らず

夕暮れに

半額札の

目に映り

手に取る我を

ふと寂しむ

詠み人知らず

犬の目に

映る我が身は

どこか似て

互いに寄り添ふ

縁の深さよ

詠み人知らず

ピッケルを

振るう手止まらず

書を開かず

悪夢と変わり

勉強遠く

詠み人知らず

電脳の

原野を駆けし

勇者ぞや

未知の彼方に

夢を託して

詠み人知らず

時の流れ

己が歩にて

感じつつ

自らの道を

歩む楽しさ

ずんだ

陽の光

暖き午後に

猫眠る

夢見心地で

食後のまどろみ

詠み人知らず

無理ゲーと

嘆く声には

答えなし

労苦の果てに

休む間もなし

詠み人知らず

久方の

音信も絶えし

友の名を

心に抱きて

手紙を綴る

詠み人知らず

涼風に

南の窓を

開け放ち

夕凪の中

夢見る我れ

詠み人知らず

夢幻の

道に迷えど

麺一筋

汁に浮かぶは

心の灯火

詠み人知らず

ミスドの香り

風に漂い

詠み人知らず

海の恵み

口に運びて

心地よし

新鮮なりし

魚の命

詠み人知らず

試験の山

難路を越ゆる

感触に

嬉しき心

励みとなりぬ

詠み人知らず

風薫る

春の朝にも

書を開き

学びの道は

遠く続きぬ

詠み人知らず

梅雨晴れの

ひととき迎え

唐揚げの

熱き香りに

心躍らむ

詠み人知らず

言の葉の

三十一音に

載せむとて

幾度も挑む

我が歌心

きたじー

師の言葉

kuma

畏敬の念を

詠み人知らず

湯気立ちぬ

香る一碗

手を伸ばし

美味くと願い

熱き時待つ

詠み人知らず

あめふりて

想いに沈む

心かな

つれなき雫

頬を伝わる

詠み人知らず

苦しみて

歯を抜く覚悟

涙して

痛みの先に

透ける安らぎ

おかかちー

巧みにも

描かれし夢の

色彩に

我が手の拙さ

嘆かずにはおらず

詠み人知らず

秋風に

誘われ歩む

小道には

新たな力

舞い戻りけり

詠み人知らず

怠りて

今日は一日

無為に過ぎ

それもまたよし

古の風

詠み人知らず

過ぎゆくは

時の流れに

身を任せ

ダメだと思ふも

また日は昇る

詠み人知らず

頑張りぬ

血と汗注いで

作りたる

夢は砕けて

無情の風よ

詠み人知らず

草原に

ひとり横たう

五月晴れ

眠気に襲わる

幸せの時

詠み人知らず

鋼の身に

人の思いを

宿せども

我らが心

忘れぬように

MaTTa

人の目を

避けて生きる

猫ですが

自由と孤独

共に抱えて

ガク

見つめれば

乾きに耐えて

咲く花よ

砂漠のささやき

サボテンの詩

やまちゃん(ヒデボー)

春泥棒

花の咲く庭に

忍び来て

笑みも浮かばぬ

花影を奪う

ボド

松風に

通りぬ響き

腹の音

風情も独り

うら寂しかり

詠み人知らず

軒先に

鈴の音響く

雨の夜

ささやきかける

君の面影

詠み人知らず

湿りし空

じめじめと降る

霧雨に

こころしおれて

我は独り

詠み人知らず

不安なる

心の奥に

雲立ちて

面接の日々

風に揺られて

yuto

筆止まる

わが心のうち

苦しきに

書き進めずと

しばし休むや

ttt

恍惚の

値を知る身は

汗ととも

心も清む

サウナの安らぎ

ttt

黄色なる

皮をむきつつ

口に入る

甘き果実ぞ

心和らぐ

詠み人知らず

夕陽落ち

同級生の声

ラジオより

忘るることなき

青春の日

詠み人知らず

小笹の葉

詠み人知らず

古(いにしえ)の

道を力むも

試練あり

志高く

進む者かな

すみ

厳しき火

火炎放射で

焼き尽くし

古の時代

映し出さんや

詠み人知らず

古木の下に

松ぼっくりの

影落ちぬ

冬の訪れ

風冷たき日

詠み人知らず

春の野に

燃ゆる命も

咲き誇り

新たな季節

彩りを増す

aaa

命吹く

プログラムにも

魂を

込めて織り成す

技術の妙よ

詠み人知らず

高嶺より

見下ろす雲の

形変え

風に揺られて

心和むや

aaa

朝はパン

ほの甘き香の

漂ひて

夢の名残を

忘れさせるや

aaa

布団より

離れ難きは

寝起きの身

夢の中にて

逃れたくおり

詠み人知らず

寝覚めには

薫る一杯

至福なり

古き良き日の

味を思いぬ

aaa

白銀の

冷えた雪原に

彷徨いて

孤独の影が

寒さを抱く

詠み人知らず

平安の世

花の散る庭に

足跡を

置かむ心を

微睡みに託す

aaa

東京タワー

夜空にそびえ

輝きを放つ

大都会の中

心癒やされ

aaa

神社仏閣

歴史に触れる

古都めぐり

祈り捧げる

心落ち着く

aaa

稲穂刈る

手に甘露滴る

我が袖を

千切れば涙

秋の訪れ

aaa

浜辺に

咲く白い花が

波の音

隠れたる美を

心に響く

aaa

薄明かり

射す窓辺に

パンの香り

柔らぎて目覚め

朝の光射す

aaa

薄明かり

射す窓辺に

パンの香り

柔らぎて目覚め

朝の光射す

aaa

風情ある

灯りが照らす

古き町

話す壁が

耳をくすぐる

aaa

流れ星

閃めきを見て

ひとつ願う

儚き夢より

永遠を願う

aaa

風にそよぐ

稲の葉たちを

なでる手に

感じるは幸せ

田植えの楽しみ

aaa

夜空に

浮かぶ白き月

宵の光

心に灯りて

空を照らす

aaa

やさしき味

朝のひとときを

潤す優しさ

美味しいコーヒー

身に沁みつつ

トミー

水田には

稲穂波立ちて

日差しぞ

耳をくすぐる

五月晴れの空

aaa

桜舞い散る

心に響くは

桜の花

永遠の調べ

忘れがたし

aaa

薄皮包み

揚げ香る餃子

心焦がす

舌鼓する日を

密かに待ちわび

詠み人知らず

虫かごに

虫をやさしく

入れる姿

昆虫との出会い

大切にする

詠み人知らず

稲穂の

色に涙して

秋の夕

静かなる心を

満たす哉

詠み人知らず

ラケットに乗せ

打ち交わすは

速さと

弾ませるはしな

舞い踊る羽音

詠み人知らず

潮騒の音

海原を響かせ

懐かしき

青き波の中

心休めつつ

詠み人知らず

清らかな

夜空を照らす

月光は

愛しき人を

思い浮かべ

詠み人知らず

事件捜査

進むストーリー

魅了され

心躍り舞う

時を忘れし

詠み人知らず

寒風吹く

夜寂しい夜に

思い馳せ

遠く彼方に

想い寄せる

詠み人知らず

黄金色の

果実を手にして

口含めば

甘酸っぱさに

心躍るなり

aaa

4.

米の粒に

込められし命

穢れざわめ

腹に満ちても

心は満たず

詠み人知らず